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職人目線で考える“いい足場”の条件
2025.09.01
アスカ 足場 作業風景

足場は建設現場に欠かせないものですが、現場で作業する私たちにとっては単なる作業台ではありません。

安全に作業できるかどうか、効率よく動けるかどうか、そして仕上がりの良し悪しにもつながる大切な基盤です。
今回は、日々現場に立っている私たちの目線から「いい足場ってどういうものだろう?」と考えていることを少しお話ししたいと思います。




揺れにくいこと

やっぱり一番は安定感です。

足場に立ったときにフワッと揺れると、それだけで不安になりますし、集中力もそがれてしまいます。
くさびの締め方や水平・垂直をどれだけ正確に取れるかで、揺れの有無は大きく変わります。

足場がしっかりしていると、作業中も安心感が全然違います。




動きやすさ

現場では材料を持って移動することも多いので、通路や昇降設備の位置が使いやすいかどうかはとても大事です。
「ここにもう少しスペースがあれば楽なのにな」とか「この動線なら資材を運びやすいな」と思える足場は、それだけで仕事がスムーズになります。

私たちは組むときに、そうした“動きやすさ”を意識しています。




作業スペース

足場板の幅が狭いと、工具を扱うときにバランスを崩しやすくなります。

逆にしっかりと幅が取れていれば、落ち着いて作業でき、仕上がりもきれいになります。
「ここなら安心して手を伸ばせる」と感じてもらえるスペース作りを心がけています。




資材の状態

足場材そのものの状態も大切です。

サビや泥がついていると滑りやすく危険ですし、組み立ての精度にも影響します。
普段から資材をきれいに管理しておくことは、安全だけでなく、現場で作業する人の気持ちにも関わる部分だと思っています。




現場ごとの工夫

同じ現場はひとつとしてありません。

屋根の角度や敷地の広さ、近隣の状況など、その都度工夫が必要です。
「昇降設備の位置はここでいいかな」「資材置き場はこっちにした方が動きやすいかも」といった調整を重ねることで、その現場ならではの“いい足場”ができます。




おわりに

私たちが考える「いい足場」とは、揺れにくくて、動きやすくて、作業しやすいこと。そして、その現場に合わせた工夫がされていることです。
どれも当たり前のことかもしれませんが、その当たり前を丁寧にやることが、結果的に職人さんの安全や仕事のしやすさにつながるのだと思います。

足場は建物が完成すれば外されてしまうものですが、その間に現場で働く人たちを支える大事な存在です。

私たちは「この足場なら安心して仕事ができる」と思ってもらえるように、これからも現場ごとに工夫を重ねていきたいと思います。

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